【2026 J1第2節】清水 0-1 横浜FM|井上太聖のJ1初ゴールで今季初勝利

試合レビュー

開幕戦は3-1から逆転負け。悔しいスタートとなったマリノスですが、第2節でついに今季初勝利をつかみました。

相手はアウェイで清水エスパルス。結果は1-0での完封勝ち。私はこの試合もDAZNで観戦しました。派手さはないけれど、確かな手応えを感じた90分でした。

試合結果:清水 0-1 横浜F・マリノス

  • 日時:2026年8月15日
  • 対戦:清水エスパルス vs 横浜F・マリノス(アウェイ)
  • スコア:0-1(マリノス勝利)
  • 得点:後半34分 井上太聖(アシスト:近藤)

コリカ監督にとっては、就任後の初勝利でもあります。

井上太聖、J1初ゴールが決勝点

この試合のハイライトは、なんといっても井上太聖選手のJ1初ゴールです。

後半34分、近藤選手の折り返しに合わせた右足のミドルシュート。それが決勝点になりました。DFの選手が、こういう場面で決めてくれる。しかもそれがJ1初ゴールで、チームの今季初勝利をもたらす一撃になった——こんなに気持ちのいい初ゴールがあるでしょうか。

見ていて、思わず声が出ました。

守護神ルベン・ブランコの完封

そしてもう一人、この勝利を支えたのがルベン・ブランコ選手です。

開幕戦では終盤に足が止まり、アディショナルタイムに2失点。あの悪夢を思い出すと、「完封で勝ち切る」というのがどれだけ大きいか分かります。ゴールを守り抜いてくれたブランコには、感謝しかありません。

16歳・三井寺眞は2戦連続スタメン

開幕戦でJ1史上最年少スタメン&ゴールを記録した三井寺眞選手は、この試合も2戦連続のスタメン。

2試合連続ゴールとはなりませんでしたが、変わらず存在感を見せてくれました。16歳がここまで信頼されて起用され続けている。これはマリノスにとって、大きな希望です。

良かった点:足を攣る選手がいなかった

私が個人的に一番ホッとしたのが、これです。

開幕戦では合計5人の選手が足を攣り、終盤に足が止まって逆転を許しました。あの試合を見て、コンディション面に不安を感じていたんです。

でもこの試合では、そういう場面がありませんでした。しっかり最後まで走り切って、勝ち切れた。これは開幕戦からの、目に見える改善だと思います。

課題:前線にもう少し厚みがほしい

一方で、課題も感じました。

前線への厚みです。攻撃に人数がもっとかかれば、より迫力のある攻撃ができるはず。1-0という結果は嬉しいですが、点を取り切れる形をもっと増やしていきたいところです。

とはいえ、これは「もっと良くなれる」という期待の裏返しでもあります。

まとめ:まずは1勝。ここからやってやる

今シーズン、まずは1勝。素直にホッとしました。

開幕戦の逆転負けを引きずらず、アウェイでしっかり勝ち切った。無失点で終えた。新監督にとっても初勝利。いいことがたくさんある試合でした。

そして何より、「まだまだこれから、やってやるぞ」という気持ちになれました。長いシーズン、こういう1勝の積み重ねが大事なはずです。次節も楽しみに待ちましょう。

▶ あわせて読みたい:【2026 J1開幕戦】横浜FM 3-4 鹿島|2点リードから逆転負け、それでも見えた希望


【追記】2か月半後、この試合に書いたことはどうなったか

ここから先は、2026年11月の追記です。

この記事を書いたのは8月。あれからリーグ戦は第13節まで進みました。

読み返してみると、この記事には4つのことが書いてあります。

井上太聖のJ1初ゴールその後、主力として出続けている
ルベン・ブランコの完封今は、出番がない
足を攣る選手がいなかった当時の私の読みは、早すぎた
前線への厚みがほしい厚み以外の形で、答えが出た

当たっていたものも、外れていたものもあります。順番に書いていきます。

【追記】「前線への厚み」の答えは、厚みではなかった

この記事で、私はこう書いていました。

前線への厚みです。攻撃に人数がもっとかかれば、より迫力のある攻撃ができるはず。

この課題は、そのあと何か月も解決しませんでした。

ブログを読み返すと、言い方を変えながら同じことを書き続けています。

第2節(この記事)前線に厚みがほしい
第3節あたり追加点が奪えない、ゴール前の迫力が足りない
第10節後方重心で、ゴール前に人数をかけられない
第11節ハイプレスで体力が持たない
第12節ボールの無駄追いが多く、取りどころが決まっていない

そして第13節。川崎フロンターレ相手に4-2で勝ちました。

ようやく点が取れるようになった。それなら「厚みの課題が解決した」のかというと、そうではありませんでした。

第13節を見て思ったこと

今回は攻撃の厚みというより、プレッシングがハマり、ショートカウンターが効いていました。

人数をかけて押し込んだわけではありません。前から奪って、速く運んで、少ない人数で仕留めた。

これは、第12節に書いた課題とちょうど裏返しです。

第12節取りどころが決まっていない → 無駄に走る → 終盤に足が止まる
第13節プレッシングがハマる → 高い位置で奪える → ショートカウンターで4得点

ずっと「どこで奪うか」が決まっていないと書いてきました。それがハマった試合が、ようやく来たということです。

そしてもうひとつ、この記事とつながる話があります。

第13節で2点目を決めたのは近藤友喜選手でした。近藤選手といえば、ショートカウンターの選手です。

そして、この第2節の決勝点をアシストしたのも近藤選手でした。

8月に効いていた形が、11月にそのまま効いている。こうして並べてみると、チームが何で点を取る集団なのかが少し見えてきます。

▶ あわせて読みたい:【2026 J1第13節】横浜FM 4-2 川崎F|遠野大弥が古巣から決めて、5試合ぶりの白星

【追記】井上太聖のその後

この試合でJ1初ゴールを決めた井上太聖選手。

その後も出場を続けています。第13節でも途中から入りました。

ただ、今の正直な見方を書いておきます。

まだ若さを感じます。果敢に挑んでほしいところもありますが、後方でのミスは失点にもつながりかねません。

実際、第11節の東京ヴェルディ戦では、1失点目の場面でプレーが軽く見えました。あの試合は2点リードから追いつかれています。

決勝点を決められる選手です。前に出ていく力がある。だからこそ、後ろでの一つひとつを丁寧にやってほしい。

J1初ゴールを決めた選手に注文をつけるのは気が引けますが、期待しているからこそです。

▶ あわせて読みたい:【2026 J1第11節】横浜FM 2-2 東京V|宮市と遠野が決めたのに、最後に足が止まった

【追記】ルベン・ブランコは、今どこにいるのか

ここがいちばん、読み返して複雑な気持ちになった部分です。

この記事で、私はこう書いています。

ゴールを守り抜いてくれたブランコには、感謝しかありません。

正直に書きます。

今回この記事を読み返すまで、私はブランコ選手の存在を忘れていました。

最近出ていないので、あまり思い出せなかったのです。

調べてみると、こうでした。

経歴1995年生まれのスペイン人GK。ジローナから完全移籍
実績ラ・リーガ通算121試合。元スペインU-21代表
背番号36
今季開幕戦から第4節まで4試合連続先発。その後、出番なし

スペインのトップリーグで121試合に出ている選手です。経歴だけ見れば、間違いなく実力者です。

それでも、今はゴールマウスに立っていません。最近は飯倉大樹選手が守っています。

8月に「感謝しかありません」と書いた選手を、11月には忘れている。

書いた本人として、これは少し怖いことだと思いました。

試合に出ていないというだけで、サポーターの記憶からこんなに早く消えていく。プロの世界の厳しさは、こういうところにもあるのだと思います。

ブランコ選手が次にピッチに立ったときは、ちゃんと見ます。

【追記】「足を攣る選手がいなかった」は、偶然だったのかもしれない

この記事で、私はこう書きました。

しっかり最後まで走り切って、勝ち切れた。これは開幕戦からの、目に見える改善だと思います。

これについては、はっきり書いておきます。

偶然だったのかも、と思えてきました。

その後のことを並べると、こうなります。

第11節終了間際に足が止まり、90+3分に追いつかれる
第12節時間が経つにつれて足が止まる。追いつかれて引き分け
第13節勝ったが、後半アディショナルタイムに失点

終盤に足が止まる問題は、今も続いています。

つまり、第2節で「改善した」と判断したのは早すぎました。

1試合を見て「これは改善だ」と書いてしまった。1試合では、まだ何も分からなかったのです。

これは書き手としての反省として残しておきます。

▶ あわせて読みたい:【2026 J1第12節】名古屋 1-1 横浜FM|足が止まるのは、体力のせいだけじゃない

【追記】8月は「まずは1勝」、11月は「次の段階へ」

最後に、気持ちの変化を書いておきます。

この記事の締めは、こうでした。

今シーズン、まずは1勝。素直にホッとしました。

1勝で、ホッとしていました。

今の気持ちは、違います。

2026年11月の気持ち

そろそろ、次の段階に行ってもいい。

8月は勝てただけでうれしかった。11月は、勝ち方を求めるようになりました。

これはチームが進んだからでもあり、見ている自分の目線が上がったからでもあるのだと思います。

2か月半前の自分が書いた文章を読み返すのは、少し気恥ずかしいものでした。

でも、読み返せる記録があるから、変化が分かります。

だから、これからも書き続けます。